【日経QUICKニュース(NQN)】三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が個人向けに2本立て劣後債(実質破綻時の免除特約付き)の発行を準備していることが5日、わかった。同日付で関東財務局に提出した訂正発行登録書によると、年限は2本とも10年6カ月で、うち1本は期限前償還ができない期間(ノンコール、NC)を5年6カ月に設定した。主幹事に三菱UFJモルガン・スタンレー証券を指名した。
仮条件として、期限前償還条項が付かない10年債の利率は0.800~1.400%を提示した。同条項が付く10年債(NC5年6カ月)は当初5年6カ月が0.700~1.300%、5年7カ月目以降が5年国債金利プラス0.450~1.050%を提示した。発行額は未定で、条件決定は20日を予定する。申込期間は23~31日で、払込期日は2月1日。
2本とも格付けは格付投資情報センター(R&I)から「シングルAプラス」、日本格付研究所(JCR)から「シングルAプラス」を取得する予定だ。