【日経QUICKニュース(NQN)】日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が5日発表した2022年の軽自動車を含む新車販売台数は前年比5.6%減の420万1321台で、4年連続の減少となった。そのうち登録車の販売台数は前年比8.3%減の256万3184台だった。5年連続の減少となり、統計を開始した1968年以来、54年ぶりの低水準となった。軽自動車は0.9%減の163万8137台と4年連続の減少だった。
12月の新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比2.4%増の34万4365台と、4カ月連続で増加した。前年同月の半導体や部品不足による生産調整から回復した。
登録車の12月の新車販売台数は前年同月比4.4%減の20万9090台と、4カ月ぶりに前年実績を下回った。普通乗用車が3.8%減の11万3579台、小型乗用車が8.1%減の6万7213台。商用車は、普通トラックが8.2%減の1万246台だった。
ブランド別ではトヨタ自動車(7203)が12.3%減、レクサスブランドは16.1%減だった。一方で、日産自動車(7201)は10.0%増え、ホンダ(7267)も0.3%増だった。
軽自動車の12月の販売台数は15.0%増の13万5275台と、4カ月連続で前年実績を上回った。全軽自協は「依然として半導体不足への懸念は強く、23年の販売見通しも不透明感が強い」とコメントした。