【日経QUICKニュース(NQN)】ムーディーズ・ジャパンは25日、日本電産(6594)が24日明らかにした2023年3月期(今期)の業績見通しについて「業績の下方修正は信用力上ネガティブであり、同社が欧州における車載モーター事業の収益性を安定させることの難しさを反映している」とのコメントを発表した。
日電産が24日発表した自社株買いに関しては「高い在庫水準が負債の増加につながっている中で、財務の柔軟性を低下させる」と指摘した。一方で「EV(電気自動車)トラクションモーター事業での収益性重視への戦略の転換は、23年度からの利益率の回復を後押しするだろう」ともみていた。