【NQN香港=須永太一朗】15日の台湾株式市場で、半導体の台湾積体電路製造(TSMC)が大幅に下げている。一時は前日比20.00台湾ドル(3.7%)安の525.00台湾ドルを付けた。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが、2022年10~12月期にTSMCの米預託株式(ADS)の保有数を9月末から9割近く減らしたことが分かった。嫌気する売りが台湾上場株に出ている。
バークシャーが米証券取引委員会(SEC)に提出した四半期の保有有価証券報告書で明らかになった。バークシャーは22年7~9月期にTSMCのADS、約6000万株を新規取得したが、12月末時点では86%減の829万株となっていた。