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日本製鉄(5401) 鋼材マージンの改善が順調に進む。来期増益の当研究所予想を据え置き

QUICK企業価値研究所アナリスト 中村宏司(2023/02/17)

・23/3期の事業利益は前期比7%減を予想
 企業価値研究所では23/3期の事業利益8700億円(前期比7%減)の従来予想を据え置いた。鋼材販売価格が想定を下回っているものの、原料価格も下落しており鋼材マージンの改善が順調に進んでいることから従来予想を変更しなかった。前期比では、前期に在庫評価差の好転が利益を押し上げていた反動や原料コストの増加などにより減益を予想する。

・24/3期は鋼材需要の回復により増益を予想
 24/3期、25/3期の事業利益予想も据え置いた。鋼材需要は足元で自動車生産台数の低迷の影響を受けているが、徐々に回復に向う見通しであり、24/3期は増益に回復し、25/3期も増益が続くと予想する。

・3Q累計は製鉄事業の伸長で事業利益は2%増
 23/3期3Q累計の事業利益は前年同期比2.4%増の7618億円。主力の製鉄事業の事業利益は同4.0%増の7260億円だった。グループ会社の伸長や鋼材販売価格の上昇による鋼材マージンの改善、コスト改善などが事業利益の増加に貢献した。

・リスクファクター ~自動車生産、原材料価格など

・アナリストの投資判断 ~割安な株価指標を背景に株価はさらに上昇へ
 年初から株価は上昇しているが、株価指標面では、依然としてPBR1倍割れと割安な水準にある。足元の鋼材需要は自動車生産台数の低迷を受けているが、徐々に回復に向かう見通し。来期の収益改善、割安な株価指標を背景に株価はさらなる上昇を見込む。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

中村 宏司

シニアアナリスト

スポンサード・リサーチ担当


【プロフィール】
1988年、専修大学商学部会計学科卒業。コスモ証券(現岩井コスモ証券)入社。債券部、財務部を経て企業調査のアナリストになる。2001年、QBR(現QUICK企業価値研究所)に入社し現在に至る。 企業調査では、コスモ証券時代からガラス・土石、鉄鋼、非鉄金属などの素材分野を担当。事業の構造変化や足元の事業動向を投資家にわかりやすく伝えられるように心がけている。

 

日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

日本証券アナリスト協会ディスクロージャー研究会 鉄鋼・非鉄金属専門部会 評価実施アナリスト


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