【QUICK Market Eyes 片平 正二】日銀が9~10日、黒田総裁の下での最後となる金融政策決定会合を開く。モルガン・スタンレーMUFG証券は1日付のリポートで「金融政策の現状維持を蓋然性の高いベースケースとして予想する」との見解を示した。
リポートでは、3月会合でもイールドカーブ・コントロール(YCC)のサプライズ修正リスクが残るとしながら、「この確率は20%程度とみている」と指摘。同社としてはYCC修正時期のベースケースは23年7月頃との見方を維持した。その上で、仮に3月会合でYCCが修正される場合、「YCCの撤廃や目標年限の短期化ではなく、市場機能の改善を目的として10年物国...
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