【日経QUICKニュース(NQN) 佐藤梨紗】外国為替市場で、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを続けるとの観測が急速にしぼんでいる。米銀シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻をきっかけに、市場では米金融システムを巡る動向に関心が高まった。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げを停止するとの見方まで浮上。利上げ加速も視野に入れていた前週までとは雰囲気が一変し、円相場も不安定な動きとなっている。
日本時間13日早朝、円相場は乱高下する場面があった。SVBの経営破綻などを受けた投資家のリスク回避姿勢の強まりと10日の米金利の低下(債券価格の上昇)を背景に、7時すぎには一時1ドル=1...
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