【日経QUICKニュース(NQN)】国内大手運用会社は20日までに、運用する公募投資信託におけるクレディ・スイス・グループの発行した劣後債の一種「AT1債」の保有状況を公表した。公表があったのは野村アセットマネジメントや三菱UFJ国際投信、アセットマネジメントOneなど。
野村アセットマネジメントの「グローバル・ハイブリッド証券ファンド(為替ヘッジあり)2020-11(限定追加型)」は、純資産総額比でのクレディ・スイス・グループAT1債の保有比率が17日時点で0.79%だった。同ファンドは今回同社が開示したファンドの中で、保有比率が最も高かった。
AT1債はクレディ・スイス・グループへの救済策の実施に伴い、価値がゼロになる見通しといわれている。