【日経QUICKニュース(NQN)】住友不(8830)が続落している。一時、祝日前の20日終値に比べ40円50銭(1.38%)安の2899円50銭を付け、2カ月ぶりに昨年来安値を更新した。モルガン・スタンレーMUFG証券が21日付リポートで投資判断を3段階で真ん中の「イコールウエート」から最下位の「アンダーウエート」に引き下げたのを嫌気する売りが出ている。目標株価も3700円から3000円に下方修正した。
担当の竹村淳郎株式アナリストらは東京のオフィス需要に関し「拡大は終わった可能性がある」と指摘。住友不については「オフィス賃貸事業に対するエクスポージャーが大きいとみられることから、中期的なオフィス需要のダウンサイドリスクがバリュエーション(投資尺度)の重しになりやすい」とみていた。