【日経QUICKニュース(NQN)】ソフトバンクグループ(SBG、9984)が個人投資家(リテール)向けに劣後特約付き社債の発行を準備していることが3日、わかった。年限は35年で、期限前償還ができない期間(ノンコール、NC)を5年に設定した。同日付で関東財務局に提出した訂正発行登録書やSBGによると、利率は4.10~5.10%を仮条件とし、当初5年間は固定、5年目以降は変動となる。14日に発行額とともに条件決定する予定。申込期間は17~27日で、払込期日は28日。
主幹事に大和証券と野村証券、みずほ証券、SBI証券、岡三証券を指名した。格付けは日本格付研究所(JCR)から「トリプルB」を取得する予定だ。調達した資金は23年7月に初回の任意償還日を迎える米ドル建てハイブリッド社債の借換資金の一部などに充てる予定。