【日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）】個別指導塾を運営するリソー教育が大幅に４日続落している。前週末比17円（5.3％）安の301円まで売られ、年初来安値を更新した。21日、未定としていた2024年２月期（今期）の配当を１株あたり10円（前期実績は16円）にすると発表した。減配を嫌気した売りが出ている。

配当方針についてこれまでは株主還元率100％としていたが、一定の内部留保を検討するため、配当性向50％以上をメドにする。同日には新たな中期経営計画も発表し、最終年度とする26年２月期の連結純利益目標を27億円（23年２月期実績は14億円）としたが、「同社株は配当利回りが高い銘柄として認識されていただけに、配当目的で保有していた投資家からの売りが優勢となっている」（アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネージャー）との声が聞かれた。