【日経QUICKニュース(NQN) 加治屋雄基】5月の日経平均株価は月間で2031円44銭(7.0%)高と5カ月連続で上昇した。5カ月連続の上昇は2020年11月~21年3月以来、2年2カ月ぶり。5月の上昇率は米大統領選をきっかけに大幅高となった20年11月(15%高)以来の大きさだった。海外勢による日本株買いが活発化したとみられる。
東証株価指数(TOPIX)も5カ月連続で上昇。5月の上昇率は3.6%だった。TOPIXの業種別株価指数では、5月の上昇率首位は「電気機器」だった。米画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディアの好決算を受け、アドテスト(6857)やソシオネクス(6526)など半導体関連の上昇が目立った。一方、下落率の首位はコンテナ船市況の悪化が嫌気され「海運」だった。郵船(9101)など海運大手が軒並み下落した。
以下は上昇・下落率のそれぞれ上位5業種。
●上昇率の上位5業種 ●下落率の上位5業種
電気機器 9.4% 海運 6.7%
精密機器 9.1% 非鉄金属 5.6%
保険 7.6% 繊維製品 5.2%
機械 5.6% 石油石炭製品 4.9%
電気・ガス 5.4% ガラス土石製品 1.4%
(注)騰落率は4月28日と5月31日の終値を比較。小数点以下第二位を四捨五入した。