QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに6月27日新規上場する、クオリプス(4894)の概要を紹介します。
心筋細胞シートを阪大と研究開発、治験進む
ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)をもとに再生医療の製品を開発する。大阪大学と共同で重症心不全の治療を目的とした心筋細胞シートの研究開発を進めており、2023年3月までに臨床試験(治験)として計8例の移植手術を終えた。今後データ解析を経て製造販売の承認申請を目指す。ラボと一体の商業用細胞培養加工施設「CLic-1」を持ち、他社から医薬品の開発製造を受託するCDMO事業も手掛ける。研究開発に特化するバイオベンチャーが多い中で、同社はすでにCDMO事業による売り上げが発生していることが特徴だ。
心筋細胞シートでは阪大のほか第一三共(4568)とも共同で研究開発する。共同研究で得た発明やノウハウなどの成果物について実施権の許諾を受けて製造販売する事業モデルとなる。カテーテルによる心臓治療技術の開発では朝日インテック(7747)と協力する。
社名の「クオリプス(Cuorips)」は、心臓を意味するイタリア語の「Cuore」と「iPS」に由来する。
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