QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに6月28日新規上場する、ノイルイミューン・バイオテック(4893)の概要を紹介します。
固形がんを対象としたCAR-T細胞療法
山口大学と国立がん研究センターの研究を基盤としたバイオベンチャー企業で2015年に設立した。免疫の力を使ってがんを攻撃するがん免疫療法の分野で、独自の「PRIME技術」を応用した「CAR-T細胞」という最新の手法を研究開発している。
PRIME技術は免疫細胞の活性化に働く物質を多く出すようにCAR-T細胞などの免疫細胞に遺伝子改変を加える技術だ。CAR-T細胞による免疫療法はこれまで血液がんの治療法として効果が認められているが、固形がんに対する治療効果はまだ研究の途上だ。全てのがん患者数の約9割を占める固形がんへの有効性を確立するのが同社の目標だ。
武田薬品工業(4502)や中外製薬(4519)など内外の医薬品会社と共同開発契約やライセンス契約を結んでいる。社名は「No illness」(がんという病を根絶させたい)、「No immunity, No life」(免疫なくして生命は成り立たず)という意味から名付けた。23年3月に上場予定だったが、市場環境の悪化を理由にいったん申請を取り下げていた。
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