QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに8月30日新規上場する、インバウンドプラットフォーム(5587)の概要を紹介します。
エアトリ子会社、Wi-Fiレンタルが主力
旅行予約サイトを運営するエアトリの子会社で、訪日・在留外国人の日本滞在をサポートするサービスを手掛ける。Wi-Fi端末のレンタルが主力。不動産賃貸仲介や空港への送迎、医療機関の取り次ぎといった生活関連サービスも展開する。新型コロナ禍の緩和に伴う訪日外国人客(インバウンド)の急増を追い風に業績を伸ばしている。
「Wi-Fi事業」は外国人や国内法人に日本国内用の端末をレンタルするサービスと、外国を旅する日本人向けに海外用端末を貸すサービスがある。高機能の端末を安価で安定的に仕入れる調達力が強みだ。訪日外国人向けには通信データ無制限の端末のみを扱っており、顧客の評価は高いという。
生活関連サービスの「ライフメディアテック事業」では、日本滞在に必要な各種サービスの問い合わせや利用手続きを支援するウェブサイトを複数運営する。サイトは多言語で表示できる。提携企業からの広告料や取次手数料が収入源となる。
そのほか、国内外でキャンピングカーのレンタルや予約手配をする事業も手掛ける。
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