【日経QUICKニュース(NQN)】三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が個人投資家(リテール)向けに2本立て債の発行を準備していることが18日、わかった。同日付で関東財務局に提出した訂正発行登録書によると、いずれも実質破綻時免除特約と劣後特約がつく。発行額は未定で、需要状況を勘案したうえで利率とあわせて9月1日に条件を決める予定だ。
2本立て債のうち1本は、10年4カ月で利率は年1.050~2.250%を仮条件とした。もう1本は年限が10年4カ月で5年5カ月目以降の期限前償還条項(NC、ノンコール)がつき、利率の仮条件は当初5年4カ月が年0.600~1.800%とした。
社債の引き受けは10年4カ月債が三菱UFJモルガン・スタンレー証券、野村証券、岡三証券、東海東京証券、丸三証券で、10年4カ月債(NC=5年4カ月)が三菱モルガン、大和証券、岡三、野村、東海東京、丸三が務める。