【QUICK Market Eyes 中山 桂一】東京証券取引所は20日、株式の売買時間の延長を2024年11月5日から実施すると正式決定した。取引終了時刻を現在の15時から15時30分に変更する。今回の取引時間の延長は次期売買システムの稼働に併せて実施する。
取引時間の延長に合わせ株価の終値を決めるクロージング・オークション(CA)を導入する。15時25~30分がCAの時間帯となる。東証は市場を巡る環境変化や多様化する投資家のニーズに対応し、市場利用者の利便性や国際競争力、レジリエンスをさらに高めていく観点から取引時間を伸ばす。円滑な施行に向けて市場関係者への情報発信に努めるという。