【日経QUICKニュース(NQN)】第一三共(4568)は22日、英アストラゼネカと開発中の抗がん剤「ダトポタマブ デルクステカン」の臨床試験結果を公表し、主要評価項目である「無増悪生存期間(治療中および治療後に病勢が進行せず安定した状態の期間)」において、「統計的に有意かつ臨床的意義のある改善を示した」と明らかにした。
同試験は乳がん患者など700人以上を対象としたもの。主要評価項目の一つである「全生存期間(原因を問わず死亡するまでの期間)」については、評価を継続する。安全性に関する新たな懸念も認められなかったとしている。