QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証スタンダードに10月3日新規上場する、西部技研(6223)の概要を紹介します。
工場用の除湿機や空気清浄機が主力、ハニカム加工技術を応用
工場向けの除湿機や空気清浄機を製造販売する。様々な素材をハニカム(ハチの巣)状に加工する独自技術を活用し、空気から湿気を取り除いたり有害な空気を無害化したりする装置をつくる。近年は車載用電池の製造現場からの引き合いが増えている。
ハニカム構造の素材を重ねてバウムクーヘンのような回転体(ローター)をつくり、表面に付着させた吸着剤で空中の物質を集めるのが同社製品の原理だ。
主力製品のデシカント(吸着式)除湿機はシリカゲルなどを吸着剤に使って空気を除湿する。低温時や空気中に水分が少ない環境でも効率的に除湿できるのが特徴だ。
もう一つの主力製品である揮発性有機化合物(VOC)濃縮装置は塗装や印刷などの過程で出るベンゼンやトルエンなどを吸着・濃縮して空気を浄化。大気汚染を防ぐ。
デシカント除湿機は食品・製薬業界で使われるほか、需要急増中の電気自動車(EV)用バッテリー工場向けが好調。VOC濃縮装置は主に環境規制の厳しい海外で販売。やはりバッテリー工場向けが伸びているほか、半導体工場向けも成長が見込めるという。
国内の5カ所、海外ではスウェーデンとポーランド、米国、中国に製造拠点がある。およそ50カ国に販売網がある。
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