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株価上がるも副作用深刻 PBR向上要請から半年（マーケットエッセンシャル 前田昌孝氏）
（この記事は今週のマーケットエッセンシャルの要約です）
東京証券取引所が上場企業に株価純資産倍率（ＰＢＲ）の向上を要請してから半年。ＰＢＲ１倍割れ企業が減少するなどプラス面もあったが、企業が「金融商品」になったように語られるなど、マイナス面も多かった。
表は２０２３年に入ってから大型の自社株買い実施を報道された主な企業の年初から９月２６日までの株価の騰落率と、日経平均株価の騰落率（２３・８％）に比べてより大きく上昇したかどうかを○×で示している。３５社のうち２２社はアウトパフォームした。
プライム上場約１８３０社のＰＢＲの分布を４月７日時点と比較すると、ＰＢＲ１倍割れ企業は４月７日時...
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