QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに10月23日新規上場する、売れるネット広告社（9235）の概要を紹介します。

広告の費用対効果を改善　「売れるＤ２Ｃつくーる」

Ｄ２Ｃ（ダイレクト・ツー・コンシューマー、ネット通販）事業者向けの販促支援を手掛ける。ネット広告の費用対効果を改善し顧客の製品の売れ行きを伸ばすことを目的としている。「ネット広告／ランディングページ特化型クラウドサービス」と「マーケティング支援サービス」が事業の２本柱だ。

前者の事業の主力サービスは「売れるＤ２Ｃつくーる」。ネット検索や広告などを経由して訪問者が最初にアクセスするページ（ランディングページ）を制作したり、フォローメールやメッセージを配信したりするなどＤ２Ｃ広告に必要な機能をクラウド上でワンストップで提供する。複数パターンのページを作成して広告効果を比較測定し、ページの内容を常に改善していく独自のノウハウを活用する。2023年７月末時点の課金顧客数は健康食品や化粧品業界を中心に169社。

マーケティング支援サービスは「売れるＤ２Ｃつくーる」の顧客を対象に展開。制作したランディングページに実際に消費者を集めるためネット上に広告を配信するサービスだ。同社の契約先である300超の媒体社に成果報酬型で広告出稿できるプラットフォームを提供する。

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