QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証プライムに10月25日新規上場する、KOKUSAI ELECTRIC(6525)の概要を紹介します。
半導体成膜装置で高いシェア、コロナ後最大のIPO
半導体製造装置メーカーで、半導体の基板となるウエハーに薄い膜を形成する「成膜装置」が主力。生産性の高さが特徴の「バッチ式」と呼ばれる装置で世界トップ級のシェアを握る。上場時の想定時価総額は4354億円と、新型コロナ禍後で最大の新規株式公開(IPO)になる。
母体は日立国際電気。同社が米投資ファンドのKKRに買収された後の2018年に半導体製造装置部門を分社化する形で発足した。19年には製造装置世界最大手の米アプライドマテリアルズ(AMAT)が買収することで合意していたが、中国の競争法当局の承認が得られず破談となった経緯がある。今回のIPOにあたり筆頭株主のKKRが保有株の一部を売り出す。
半導体構造の複雑化を背景に、生産性が高く難易度の高い成膜が可能なバッチ式装置の需要は高まるとみている。膜の中の不純物を取り除くトリートメント(膜質改善)装置も手掛ける。韓国サムスン電子や台湾積体電路製造(TSMC)、米マイクロン・テクノロジーといった半導体トップメーカーを顧客にもつ。
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