【QUICK Market Eyes 弓ちあき】4月16日の東京株式市場で、半導体製造装置のKOKUSAI ELECTRIC(6525)が5日ぶりに大幅反落。株価は前日までの4営業日で33%近く上昇しており、急伸の反動から戻り待ちの売りが出やすくなっている。15日に米画像処理半導体大手のエヌビディア(NVDA)が米政府からAI(人工知能)向け半導体「H20」に輸出許可が必要になるとの通知を受け、55億ドル(約7900億円)の費用を計上すると発表。エヌビディア株は下落しており、投資家心理の悪化につながっている。
KOKUSAIは売上収益に占める中国向けの比率が2024年10~12月期実績で4割程度と高水準にあるため、規制による業況への影響を懸念する見方が再燃した面もあるようだ。