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久光製薬(4530) 「ジクトルテープ」や「サロンパス」がけん引、業績予想を増額

QUICK企業価値研究所アナリスト 真下弘司(2023/10/16)

・上期の実績等を踏まえて業績予想を増額
 企業価値研究所予想の連結業績は業績表の通り。上期の業績は、想定以上に順調に推移。主要製品の売上高や販売促進費など販管費等の予想を見直した結果、売上高・利益とも増額。新型コロナのマイナス影響が一巡、経皮吸収型持続性がん疼痛治療剤「ジクトルテープ」や消炎鎮痛貼付剤「サロンパス」など主力製品の伸長、新製品の貢献や国内一般用医薬品における値上げ効果等もあり増収・増益基調が続くと予想する。
 なお23年7月にエスエス製薬とドリンク剤「エスカップ」、薬用歯みがき剤「ラカルト」関連資産の一部譲受に関する契約を締結したが、予想には織り込んでいない。

・上期は12%増収、71%営業増益
 24/2期上期の連結業績は、売上高が前年同期比12%増の670億円、営業利益は同71%増の84億円。医療用医薬品が堅調に推移したほか、一般用医薬品が伸長し2桁の増収。増収効果で売上総利益が増加、新型コロナの影響で23/2期上期の利益水準が低かったこともあり7割超の営業増益。

・リスクファクター ~医療制度改革と主力製品への依存度の高さ

・アナリストの投資判断 ~新製品の市場浸透等が必要
 株価は24/2期1Qの業績(7月13日発表。「サロンパス」を中心とする一般用医薬品の伸長などで業績回復)を受けて上昇。10月2日に年初来高値となる5497円をつけ、足元は5000円前後。当研究所でも増収・増益基調が続くと予想しているが、持続的な株価の上昇には「ジクトルテープ」の成長や新製品の市場浸透、研究開発パイプラインの充実等が必要と考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

真下 弘司

シニアアナリスト

医薬品セクター担当


【プロフィール】
00年から現職。医薬品・医薬品卸等を担当。レポート作成に際しては、会社側開示情報に基づく数値分析に、個別取材等の情報を加えて、平易な文章で誰が読んでもわかるようにと心がけている。また業績のほか、ESG(環境・社会・企業統治)などの観点から企業を評価できないか模索中。


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