QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに11月8日新規上場する、DAIWA CYCLE（5888）の概要を紹介します。

関西・関東・中部で120店展開、PB商品にも力

自転車と関連部品・アクセサリーの販売や、自転車の整備・修理サービスを手掛ける。関西・関東・中部で郊外路面店を中心に120店（2023年８月末時点）を展開。豊富な品ぞろえに加え、顧客のトラブル時にバイクで迅速に駆けつける出張修理サービスが売り物だ。

自転車は国内外のメーカー品をはじめ、自社で企画・開発したプライベートブランド（PB）商品も扱う。一般車からスポーツ車、電動アシスト車、幼児・子供車などをそろえる。タイヤやヘルメット、バスケット、バッテリーなども扱う。

主に中国メーカーに生産委託するPB商品は23年１月期には13車種を発売した。商社や卸を通さないため値ごろ感のある価格設定が可能で利益率も高い。PB商品は今後も増やしていく予定だ。成長市場である電動アシスト車の販売にも注力する。

国内店舗の内訳は直営114、フランチャイズ６。大半が郊外の大型店だが、商業施設内や都心部の駅近くの店、スポーツバイク店もある。EC（電子商取引）サイトも持つ。

新型コロナ禍などを機に自転車人気が高まったことや、メンテナンス需要があるにもかかわらず個人経営の自転車店が減っていることなどが同社事業の追い風になっている。

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