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ニデック(6594) 中国市場におけるE-Axleの急激な価格破壊を踏まえ、同社は戦略転換を表明

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2023/10/31)

・サマリー
 同社は、中国市場のBEV(電気自動車)用トラクションモータシステム(以下E-Axle)の急激な価格破壊を踏まえ、戦略を転換すると表明した。不採算機種の受注を制限、当面は第3世代のE-Axleの開発費用が膨らむとしている。企業価値研究所では、E-Axleの戦略転換を織り込み、24/3期以降の利益予想を減額。過去最高益更新が続くとの見方は変えないが、利益成長は従来想定より鈍化する見通し。成長性の観点では、新型モータを開発し拡販に努めている家電・商業・産業用と、M&Aを積極的に手がけている機器装置に注目が移ると考えている。

・アナリストの投資判断 ~E-Axleの戦略転換による利益成長鈍化が懸念材料。当面は上値の重い展開を予想
 直近の株価に基づく翌25/3期の予想PERは15倍。セクター平均との比較では、やや割高感がある。家電・商業・産業用の拡販などから過去最高益更新が続くと予想。M&Aによる成長期待もある。ただ当面は、中国市場向けE-Axleの戦略転換による利益成長鈍化懸念が、株価の上値を抑えるとみている。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

小西 慶祐

チーフアナリスト

自動車・自動車部品セクター担当、投資戦略

 

【プロフィール】

早稲田大学政治経済学部卒、在学時には、早稲田大学ア式蹴球部所属。国際証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。みずほ信託銀行を経て、現在に至る。
体育会系で培った足腰の強さを武器に、数値分析だけでなく、個別取材や国内外での工場視察といったフィールドワークによる「生の情報」を大事にしながら、対象企業を判断することを信条とする。また、セルサイドとバイサイドをともに経験したことを糧として、弊社の特長である中立・公正な立場でレポートを執筆することを心がけている。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 自動車・同部品・タイヤ専門部会 評価実施アナリスト


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