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ラストランナー日銀、市場が身構える２年目のジンクス（永井洋一）
【日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ） 編集委員 永井洋一】世界の金融市場関係者にとって忌まわしいジンクスがある。ラストランナー日銀――。金融引き締め局面で日銀は欧米中銀におおむね２年前後遅れ、日銀が動いた直後にバブル崩壊が始まるというものだ。ブラックマンデー（世界同時株価暴落）から日本のバブル崩壊につながる1980年代後半、2000年代前半のＩＴバブル崩壊、さらに08年のリーマン・ショックと、いずれもそうだった。
コロナ禍の超低金利政策を真っ先に解除した英イングランド銀行（ＢＯＥ）の利上げ開始から約２年。市場はジンクスを察知したのだろうか。日本時間７日夕から８日朝にかけて欧米市場で円相場...
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