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武田薬品工業(4502) 2Qに計上した減損損失等を織り込み当研究所予想を修正

QUICK企業価値研究所アナリスト 真下弘司(2023/12/12)

・サマリー
 企業価値研究所予想の連結業績は業績表の通り。上期の業績を踏まえて一部製品の売上収益や前提為替等を見直したほか、2Qに計上した減損損失等を織り込み予想を修正。24/3期は複数の製品のLOEの影響と減損計上で連結営業利益は半減を予想。25/3期と26/3期の利益予想も見直したが、成長製品の伸長や新製品の貢献、事業構造再編の成果による収益性の向上等を見込み増収・増益を予想する。

・アナリストの投資判断 ~利益予想を減額、上値の重い展開を予想
 株価は、23年9月15日に年初来高値4873円をつけたが、「アロフィセル」や「EXKIVITY」の臨床試験の結果等を受けて調整。10月30日に年初来安値3981円をつけ、足元は4000円前後。成長製品・新製品は順調なことや配当利回りの高さ(株価4000円で配当利回り4.7%)から下値不安は少ないと考えるが、会社が利益予想を減額した後であり上値の重い展開を予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

真下 弘司

シニアアナリスト

医薬品セクター担当


【プロフィール】
00年から現職。医薬品・医薬品卸等を担当。レポート作成に際しては、会社側開示情報に基づく数値分析に、個別取材等の足で稼いだ情報を加えて、平易な文章で誰が読んでもわかるようにと心がけている。また業績のほか、ESG(環境・社会・企業統治)などの観点から企業を評価できないか模索中。


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