QUICK企業価値研究所アナリスト 細貝広孝(2023/12/13)
・サマリー
会社側はPS三菱(1871)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得し、連結子会社化すると公表した。ただ、現時点では業績に与える影響が不透明であり、企業価値研究所では業績予想に織り込んでいない。24/3期通期の連結業績に関して当研究所では、上期受注および上期実績などを踏まえ、売上高を前回予想(23年9月)から800億円減額の1兆6800億円(前期比2%増)、営業利益を同200億円減額の600億円(同10%増)に修正した。また、中期的な業績予想に関しても一部見直している。
・アナリストの投資判断 ~建築工事の採算改善みられるまで株価は上値重い展開
現在進めている自己株式取得およびPS三菱の連結子会社化による影響を暫定的に加味した当研究所の26/3期予想EPSで算出したPERは12倍程度。建設セクターの予想PER12倍程度と同水準。株価はM&A効果も織り込み、当研究所ではほぼ妥当な水準とみている。今後は、依然として低水準な建築工事の採算が改善するまでは株価も上値の重い展開が継続すると考える。
(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等はこちらよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。