【日経QUICKニュース(NQN)】光学部品などを扱うオキサイド株が続伸している。一時、前週末比265円(8.50%)高の3380円まで買われた。15日に米半導体検査装置大手のケーエルエー・テンコール傘下のケーエルエー・テンコール(神奈川・横浜市)を割当先とする第三者割当増資を行うと発表した。借入金の返済資金に充てるという。財務改善やケーエルエーとの関係強化を好感した買いが優勢となっている。
オキサイドが実施する1株2959円で95万株の第三者割当増資をケーエルエー・テンコールが全株式引き受ける。第三者割り当てによる新株発行で調達する予定の約28億円全額を有利子負債の返済に充当するとしている。有利子負債は2023年8月末時点で約117億円。オキサイドは今回の第三者割り当てで「有利子負債を圧縮することにより、財務体質の強化と今後のさらなる成長に向けた基盤整備を図る」と説明している。