【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 永井洋一】「成長市場」米国での優位性を確実にするため日本製鉄は米鉄鋼大手USスチールの買収という大きな賭けに出た。脱炭素というゲームチェンジャーへの対応に追われるなか、好採算企業を取り込むのはいましかないという判断なのだろう。
買収の狙いについて日鉄は「地球規模のニーズに応え、日本の成長力を取り戻す」と強調する。だが、買収総額2兆円という巨費に対して、市場では「高すぎる」という声がある。19日の東京株式市場では日鉄に売りがかさみ、一時は前日比6%安の3040円まで売られた。
日鉄は自動車分野を中心にシナジーを創出し回収可能と踏んだ。だ...
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