QUICK企業価値研究所アナリスト 真下弘司(2024/01/17)
・サマリー
企業価値研究所予想の連結業績は業績表の通り。3Q累計の業績は、想定以上に順調に推移。主要製品の売上高予想等を見直したほか、23年10月に譲受したドリンク剤「エスカップ」の貢献を新たに織り込み売上高・利益とも増額。消炎鎮痛貼付剤「サロンパス」や経皮吸収型持続性がん疼痛治療剤「ジクトルテープ」など主力製品の伸長、国内一般用医薬品における値上げ効果等もあり増収・営業増益基調が続くと予想する。
・アナリストの投資判断 ~次の成長を担う製品に課題
株価は足元4500円前後(上場来高値は18年6月の9950円)。株式相場全般がバブル崩壊後の高値圏で推移する中、同社の戻りは鈍い。「サロンパス」の伸長等から業績は順調に推移しているが、次の成長を担う製品に課題を残す。持続的な株価の上昇には「ジクトルテープ」の成長や新製品の市場浸透、研究開発パイプラインの充実等が必要と考える。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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