QUICK企業価値研究所アナリスト 原田大輔(2024/01/19)
・サマリー
海外での成長と収益性の改善により、24/8期1Qの連結営業利益は前年同期比25%増の1467億円となった。24/8期通期の営業利益について企業価値研究所では、前期比21%増の4600億円と予想。足元では暖冬の影響を受けるが、機動的な発注や経費コントロールの強化により、収益性を高められている点を評価し、前回予想を据え置いた。また、25/8期以降も構造改革による収益性向上と海外での事業拡大という中長期での成長シナリオに沿って収益拡大が続くとの見通しに変わりない。国内では発注・在庫管理精度の向上により収益性が改善。海外では東南アジアや北米・欧州での出店が加速している。
・アナリストの投資判断 ~株価は中長期でも利益成長にあわせた上昇基調を予想
当研究所の24/8期予想をもとに算出したPERは38倍。海外での成長による収益拡大期待を背景にPERが上昇した14/8期以降の平均40倍と比べると、株価に上昇余地はあると考える。また、25/8期予想をもとに算出したPERは35倍であり、株価は中長期でみても利益成長にあわせた上昇基調が続くと予想する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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