QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2024/02/06)
・サマリー
企業価値研究所は、24/3期の連結営業利益予想を、2200億円→2000億円(前期比5%増)へ会社計画と同額まで減額する。タイでは「トライトン」のフルモデルチェンジ、インドネシアでは新型「エクスフォース」の投入に期待していたが、足元の動向から両市場の減速の影響は避けられないと見込んだ。ただ、販売の質向上の取り組みから、3Q3カ月の営業利益率が大きく落ち込んでいないことは一定程度評価している。続く25/3期の営業利益予想は、2000億円(同横ばい)に減額。タイとインドネシア市場は、25/3期下期から回復に転じる見通しとした。
・アナリストの投資判断 ~来期予想PERで割安感強い。株価の上値余地は大きいとの見方を継続
直近の株価に基づく翌25/3期の当研究所予想PERは5倍。同社の過去60カ月(一過性費用を計上した期を除く)の平均PER8倍との比較では、割安感が強い。足元のタイとインドネシアの市場減速は懸念材料だが、25/3期下期には回復局面に転じると予想。PERの割安感から、株価の上値余地は大きいとの見方を継続する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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