【日経QUICKニュース(NQN)】アクティビスト(物言う株主)で知られるカール・アイカーン氏が格安航空会社(LCC)の米ジェットブルー航空株を大量に保有していることがわかった。米東部時間12日夕に米証券取引委員会(SEC)へ提出した資料では足元で9.91%にあたる株式を保有していることを明らかにした。
SECの資料では、アイカーン氏は取得の理由についてジェットブルー株が過小評価されて投資妙味があるとし、経営に関与する可能性も示唆した。米CNBCによると、ジェットブルーは大量保有を受けて「全ての株主と出資者にとっての価値を高める計画実行に向け、我々は常に投資家と建設的な対話を持つことにオープンだ」との声明を発表した。
12日夕の米株式市場の時間外取引ではジェットブルー株が急伸した。通常取引を前週末比2.2%高の6.07ドルで終えた後、時間外では一時7ドル台に乗せて終値を18%あまり上回った。