QUICK企業価値研究所アナリスト 伊藤健悟(2024/02/29)
・サマリー
24/12期通期の連結事業利益について企業価値研究所では、従来予想を265億円→240億円(前期比19%増)へ引き下げる。23/12期の実績は、ファブリックケア分野の大型新製品の苦戦もあって事前の想定を下回り、22/12期比でも減益で着地。24/12期はこれとの比較で回復に転じるものの、事業譲渡なども影響して従来予想には届かない見通しとなった。続く25/12期以降は、国内外での販売拡大と高付加価値化などの効果で増収、増益基調となろう。
・アナリストの投資判断 ~販売動向などをにらみながら、当面は神経質な展開に
株式相場全体が大きく上昇する中、同社の株価は低調に推移。直近では当研究所の24/12期予想連結PERで約19倍と、同社の過去の平均である25倍を下回る。今後の業績は徐々に上向く見通しで、一段の下値不安は小さいが、事業環境に不透明感が強い中では同20倍程度の評価が妥当であり、主要製品の販売動向などをにらみながら、当面は神経質な展開が続くと予想する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等はこちらよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。