QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2024/03/01)
・サマリー
企業価値研究所では、24/3期の連結営業利益予想を、6700億円→6200億円(前期比64%増)へ会社計画と同額まで減額する。米国での競争激化に伴う販売店への販売奨励金の増加、低価格モデルへの需要シフトによる平均販売価格の低下を織り込んだ。続く25/3期以降の営業利益予想も、為替レートの前提を1ドル=145円→140円と円高方向に見直し減額するが、質重視の販売戦略継続により、利益の回復基調が続くとみている。同社は延期していた次期中期経営計画を3月中に発表する予定。実行性のある中期経営計画の策定に期待したい。
・アナリストの投資判断 ~為替や競争激化に要注意だが、PERで割安感が強い。株価は持ち直す展開を引き続き予想
直近の株価に基づく、翌25/3期の予想PERは5倍。同社の過去60カ月(多額の一過性費用を計上した20/3期と21/3期を除く)の平均PER9倍との比較では割安感が強い。今後は、為替動向や米国市場での競争激化などに注意を要するが、利益回復に沿い株価も持ち直す展開を引き続き予想する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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