QUICK企業価値研究所アナリスト 細貝広孝(2024/03/19)
・サマリー
24/3期通期の連結業績に関して企業価値研究所では、3Q累計実績は前回予想(23年12月)の想定内で推移したとの見方から、売上高2兆5900億円(前期比8%増)、営業利益1450億円(同17%増)を維持した。続く25/3期、26/3期に関しても、利益成長を見込んだ前回予想を維持する。
なお、24/3期3Q累計の連結業績は、売上高が前年同期比14%増の1兆9946億円、営業利益が同9%増の1021億円だった。単体の完成工事(完工)高増加に加え、完工粗利益率が改善し、連結営業増益を確保した。
・アナリストの投資判断 ~次期中計で成長戦略示せれば株価に上値余地
当研究所の26/3期予想EPSから算出したPERは12.3倍程度にとどまり、東証プライム市場の建設業予想PER13.6倍程度を下回っている。株価は91年以来の高値水準にあるが、今後示される予定である新しい中期経営計画において、同業大手他社のように、具体的で、より踏み込んだ内容の資本政策を示せれば、まだ株価に上値余地はあると考える。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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