QUICK Money Worldでは、QUICK端末で配信している上場予定企業の銘柄概要をまとめた「IPOレポート」を公開しています。今回は東証グロースに4月8日に新規上場する、イタミアート（168A）の概要を紹介します。

「のぼりキング」など18サイト運営、多品種・短納期が強み

のぼり旗や横断幕、看板、冊子、パネル、うちわといった販売促進用の商材を、電子商取引（EC）サイトを通じて飲食店や小売店、広告代理店などに販売する。「のぼりキング」「冊子製本キング」のように品目ごとに独立した18のサイトを運営する。商品企画からサイト構築、制作、出荷まで全工程を自社で手掛け、少量・多品種・短納期で販売できるのが強みだ。

主力サイトの「のぼりキング」への流入数は年間約173万、注文数は同８万5000件以上。売り上げの約75％がリピート客という。顧客は自ら持ち込んだデザインデータをもとに注文できるほか、サイト上で豊富な画像素材を使って簡単にデザインをつくることも可能だ。

受注管理や製造管理のシステムを自社開発し効率的な生産体制を整えている。大口顧客には専任の営業担当者をつけて卸売価格で販売する。ECサイトと卸販売の売り上げ比率はほぼ７対３。

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