(この記事は今週のマーケットエッセンシャルの要約です)
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用益が2023年度は過去最高の45兆円程度に達したもようだ。2020年度に記録した37兆7986億円を上回った。株高と円安が追い風となり、国内債券を除く3資産が多額のリターンを確保した。積立金残高も250兆円に迫った。
資産別の運用益は国内株式が19兆5000億円程度、外国株式が19兆4000億円程度、外国債券が7兆4000億円程度とみられる。国内債券は約1兆1000億円の運用損を出した。外国債券の運用益は過去最高だが、円安に伴い、多額の評価益を確保したためだ。
運用益は2001年度...
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