来週(13~17日)の外国為替市場で、円相場は底堅い展開となりそうだ。15日に発表される米消費者物価指数(CPI)がインフレの根強さを示せば、米雇用統計の弱さなどを受けて持ち直していた米利下げ観測が再び後退し円売り・ドル買い圧力がかかりやすい。一方、市場では1ドル=157~160円台に近づく場面では日本政府・日銀による為替介入への警戒感が高まり円買い・ドル売りが入りやすくなるとの見方があった。円相場の下値は限られそうだ。
日経平均株価の上値は限定的か。3月期企業の決算発表が一巡するため、機関投資家などによる好業績銘柄への買いを見込む声が聞かれた一方、積極的な売買材料には乏しい展開が想定される...
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