【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 永井洋一】10年物国債の利回りが1%の大台に迫ってきた。日銀が3月にマイナス金利を解除した当初、株式市場は「物価と賃金の好循環が始まった証拠」と好意的に受け止めた。ところが円安が止まらなくなると連続利上げへの警戒から悪材料視されるようになってきた。なぜ、日本株は連続利上げに耐えられないのか。3つの理由がある。
■金利が低いのに稼ぐ力が劣る日本
第1は最も重大だが、日本企業の多くが金利上昇に弱い「ゾンビ化」している可能性を意味するゾンビ要因だ。
国際決済銀行(BIS)はゾンビ度を定義する指標としてインタレスト・カバレッジ・レシオ(ICR)を使って...

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