【日経QUICKニュース(NQN) 武沙佑美】なかなか減速しない米国の個人消費だが、中身をみれば高所得層と低所得層で二極化しつつある。米消費の強さが低所得者層から崩れていけば、米連邦準備理事会(FRB)が今の金融引き締めを続けるのは難しくなるとの見方も出ている。
■消費者の支払い滞納が増加
ニューヨーク連銀は今月14日、2024年1~3月期に1年前からクレジットカード残高の約9%が「延滞債権」に移行したと公表した。「クレジットカードの支払いを滞納する債務者が増加し、一部の世帯で財政難が深刻化していることが明らかになった」という。
FRBが公表している消費者信用残高は1~3月期は季節調整済...

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