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ミネベアミツミ(6479) 当研究所予想を据え置く。今期4割弱の営業増益、来期は過去最高益更新を予想

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2024/06/10)

・サマリー
 25/3期の連結営業利益見通しについて会社側は、前期比36%増の1000億円を計画。主力のPT(プレシジョンテクノロジーズ)中心に、全事業で営業増益を目指す考え。企業価値研究所も、会社計画と同額の従来の営業利益予想を据え置く。続く26/3期には、営業利益で過去最高を更新するとの見方に変更はない。ボールベアリングの復調を土台に、自動車の電装化が追い風になると見込んだモーターの拡販などが寄与する見通し。同社は、ミネベアパワーデバイス(旧日立パワーデバイス)を買収。当研究所では、今回の買収を前向きに評価、半導体デバイスが成長の新たな牽引役になるとみている。

・アナリストの投資判断 ~半導体デバイスの成長期待などから、株価は緩やかに上値を追う展開を引き続き予想
 直近の株価に基づく25/3期の予想PERは18倍。過去60カ月の平均PERとおおむね同水準にあり、割高感はない。今後は、ミネベアパワーデバイス買収による半導体デバイスの成長期待などから、株価は緩やかに上値を追う展開を引き続き予想する。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

小西 慶祐

シニアアナリスト

自動車・自動車部品セクター、投資戦略担当

 

【プロフィール】

早稲田大学政治経済学部卒、在学時には、早稲田大学ア式蹴球部所属。国際証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。みずほ信託銀行を経て、現在に至る。
体育会系で培った足腰の強さを武器に、数値分析だけでなく、個別取材や国内外での工場視察といったフィールドワークによる「生の情報」を大事にしながら、対象企業を判断することを信条とする。また、セルサイドとバイサイドをともに経験したことを糧として、弊社の特長である中立・公正な立場でレポートを執筆することを心がけている。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 自動車・同部品・タイヤ専門部会 評価実施アナリスト


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