QUICK企業価値研究所アナリスト 細貝広孝(2024/06/19)
・サマリー
会社側は25/3期から始まる3カ年の新中期経営計画を策定した。成長戦略を示し、着実な利益成長を目指す方針。企業価値研究所では25/3期の連結業績に関して売上高2兆7500億円(前期比3%増)、営業利益1380億円(同1%増)を予想。続く26/3期は営業9%増益、27/3期は営業13%増益を見込んでおり、中計期間中の着実な利益成長を予想している。
なお、24/3期の連結業績は、売上高が前期比11%増の2兆6652億円、営業利益が同10%増の1362億円だった。
・アナリストの投資判断 ~施工進捗で工事採算改善すれば、株価も上値を切り上げる公算
当研究所では引き続き中期的な利益成長を見込んでいる。しかし、足元の株価は今年3月につけた年初来高値から伸び悩んでおり、当研究所の27/3期予想EPSから算出したPERは9.6倍程度にとどまる。今期は会社側が連結営業減益を計画しているが、当研究所では営業増益を予想。今後、施工が進捗し利益率が改善すれば、株価が再度、上値を切り上げるとみている。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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