【日経QUICKニュース(NQN) 田中俊行】外国為替市場で日本政府・日銀による円買いの為替介入への思惑が高まっている。最大の関心事は実弾介入にいつ踏み切るかだ。財務省の神田真人財務官が過去に表明した「わずか2週間で4%といった大きな変動」という基準に当てはめると、足元の円買い介入ラインは1ドル=162円近辺といえそうだ。
26日午前の東京市場では、一時1ドル=159円90銭近辺まで円安・ドル高が進んだ。4月29日に円買い介入観測で相場が急伸した直前につけた160円台を目前に円は足踏みを続けているが、早期の利下げに慎重な米連邦準備理事会(FRB)高官の発言もあり円安・ドル高基調が転換する気配...
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