来週(8~12日)の外国為替市場で円相場は上値の重い展開となりそうだ。5日発表の6月の米雇用統計が市場予想を下回れば、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が強まり円高・ドル安が進みやすい。さらに8日発表の5月の毎月勤労統計で春季労使交渉(春闘)の賃上げ効果が確認できれば、日銀が追加利上げに踏み切るとの見方も広がり、円買い材料となる。ただ、高値圏にある日米の株価の上昇基調を背景に「低リスク通貨」とされる円には引き続き売りも出やすく、上値は限られそうだ。
日経平均株価は上昇一服か。来週は主要な上場投資信託(ETF)が決算を迎える。投資家の分配金を捻出するための売りが出る見通しだ。証券各...
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