【日経QUICKニュース(NQN)】塩野義製薬(4507)は7月25日、出資する英ViiVヘルスケア社のエイズウイルス(HIV)治療薬の試験で、主要評価項目を達成したと発表した。HIV治療薬「ドルテグラビル」と競合薬の有効性や安全性を比較した試験で、体重増加の副作用が少ないことが確認されたという。
HIV予防薬「カボテグラビル」の安全性や有効性などを評価する試験でも他と比較して優れた予防効果が確認されたという。また、ViiV社とライセンス契約を結んでいる開発中のHIV治療薬の試験で、ウイルス耐性を維持できることが示唆されたことも明らかにした。塩野義はいずれも2025年3月期の連結業績に与える影響は軽微としている。