【日経QUICKニュース(NQN) 田中俊行】国内債券市場で長期金利の上昇(債券価格の下落)の勢いが限られている。日銀は31日まで開いた金融政策決定会合で追加利上げと国債買い入れの減額計画を同時決定した。一見すると金利上昇を促す決定に思えるが、日銀の発表後に長期金利はむしろ上昇幅を縮める場面があった。報道で利上げが織り込まれていたほか、「予見可能性」の高い減額計画を示したことが金利急騰を阻んでいる。
日銀は31日、ゼロ~0.1%程度としてきた政策金利である無担保コール翌日物金利(TONA)の誘導目標を「0.25%程度」に引き上げた。個人消費が底堅く推移するなかで賃上げにも広がりがみられ、経済...

有料会員限定記事
-
POINT 01全記事(15,000本)が
読み放題 -
POINT 02金融市場関係者の
注目ニュース
ランキングが見られる -
POINT 03過去20期分の
業績データを
ダウンロードできる -
POINT 04企業の公開情報を
メール通知 -
POINT 05アナリストの予想や
指標を使った
銘柄発掘ツールが使える -
POINT 06セミナー動画が
見放題