【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 永井洋一】1955年の保守合同に始まる自民党の長期単独政権(55年体制)時代は88年のリクルート事件を経て93年の自民下野で幕を閉じた。株価は89年にバブルのピークを迎えた。それから35年。株価は最高値を更新したが、その立役者である岸田文雄首相(自民党総裁)は35年前と同じ自民党の政治とカネの問題の責任をとって再選を断念した。日本政治と株価は再び、35年周期の荒波にのまれる気配が漂っている。
新自由主義の見直しと分配政策を掲げ、岸田氏が首相に就任した直後の2021年10月。日経平均株価が急落した。市場は「左傾化」を警戒した外国人投資家の売り、いわゆ...
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